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【2022年】スペインの公的保険証の申請・手続き| マドリッド

スペインでは医療が無料!ということを聞いたことある人も多いのではないでしょうか?

実際にスペインでは私立保険、公立保険と大きく分けて2種類の保険制度があります。

公立保険は国・州の税金によって運営されているため、実質無料です。(税金を払うので「実質」ですが…)

公的医療であるため、申請をする際には権利を証明する書類を用意する必要があります。

この記事では、筆者が2022年に実際に保険証を申請した際の手続きについて共有します。

手続きの方法や必要書類は国籍・家族構成・所有しているビザ・居住地域などによって異なります。

最新の情報やご自身の状況に適切な情報は、申請を行う州のHPを参照してください。(マドリッドの場合はこちら

この記事では「居住許可」「スペイン企業勤務」「マドリッド在住」の筆者が申請した際の情報を共有いたします。

スペイン公立保険申請に必要な条件・書類は?

公立保険の条件は各州によって定められています。

マドリッド州の保険証に関するHPに記載されている条件の一部を抜粋して以下に記載します。

これ以外にも多くの条件がありますので、ご自身にあった条件を探してみてくださいね!

公的医療を受ける条件

次の各号のいずれかに該当する者は、被保険者の資格を有する。
a) 社会保障制度に加入し、登録されている、または登録に準じた状況にある労働者であること。
b) 社会保障年金受給者。
c) 失業手当、失業手当を含む定期的な社会保障給付の受給者であること。
d) 失業給付金または助成金を使い果たし、求職者として該当する事務所に登録されていること。


被保険者の受益者は、スペインに居住していることを条件として、配偶者または類似の愛情関係にある者(対応する公的登録が必要)、被保険者の元配偶者、被保険者の子孫および同化者で、26歳未満または65%以上の障害を持つ者とします。

https://www.comunidad.madrid/servicios/salud/tarjeta-sanitaria(2022年11月8日 参照)

筆者の場合、スペイン企業で勤務をしており社会保障に加入しているため、(a)の条件に当てはまりました。

また、2022年8月に申請した際に用意した書類は以下の通りです。

必要書類

  1. 身分証明書(居住許可カード Tarjeta de NIE)
  2. 社会保障番号書類(Informe sobre número de seguridad social)
  3. 住民票(Padrón municipal de habitantes)

2の社会保障番号の書類は、自身のパソコンで電子証明(Certificado Digital)もしくはCl@veを取得している場合、スペイン社会保障・移民省のHPからダウンロードすることができます。

3の住民票は市役所の窓口で取得することができます。現在は予約を必要としている場合が多いため、各県のHPからご確認ください。

ご自身に権利があるのか不安な場合は、スペイン社会保障・移民省のHPから「Documento acreditativo del derecho a asistencia sanitaria pública」(公的医療を受ける権利の証拠書類)ダウンロードすることができます。

申請には必要なかったですが、念の為持参しても良いかもしれません!

スペイン公立保険申請の流れは?

保険証の申請は以下のような流れで申請します。

  1. 自分の住所を管轄しているCentro de Salud(保健センター)を検索する
  2. センターが開いている時間に窓口で申請
  3. 保健センターで1-2ヶ月後に保険証を受け取る

各保健センターごとに管轄区域があるため、自分の住所を管轄しているセンターで申請を行う必要があります。

マドリッドの場合、州公式のHPから自分の住所を入力することで検索することができます。便利ですね!

2の申請に関してですが、筆者の場合予約は必要ありませんでした。直接向かい、書類を提出して20-30分で完了しました。

その後、2ヶ月後に再度向かい、無事保険証を取得することができました!

まとめ

今回は公立医療の保険証を取得した際のプロセスを共有いたしました。

筆者の場合、期間は3ヶ月費用はゼロで取得できました。


繰り返しになりますが、申請の地域や時期によって値段、プロセス、必要書類が異なるため、申請の際には各州のHPを参考にしてみてくださいね!